シェラトン・ハイアット… 港区が部屋借り上げ、住民の保養所代わり

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伊木緑 赤田康和
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 シェラトンやハイアットで保養を――。東京都港区が、区民や区内在勤者に区内の高級ホテルを格安で利用してもらう事業を始めた。コロナ下の区民に向けて保養の場を提供するとともに、利用が落ち込む施設側を支援する狙いだ。ただ、識者からは、税金の公平な使途という観点から厳しい意見も出ている。

 事業の対象となるのは「シェラトン都ホテル東京」や「グランドハイアット東京」など区内の10施設。

 通常なら1泊数万円することが多い高級ホテルが並ぶ。利用者は1泊5千~1万350円で泊まれ、差額分を区が負担する。区は各施設から1日2室をあらかじめ借り上げ、予約を募る。

 利用できるのは1人1回、最大で連続2泊まで。2~3人単位で申し込む必要がある。期間中に最大のべ約4600人が利用できる計算で、事業費は約3400万円だ。

 今月8日から始め、3月まで続ける。

 区は住民の健康増進を目的に…

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