香港、米英などから乗り入れ禁止 コロナ対策厳しく
【香港=木原雄士】香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は5日、8日から米国や英国など8カ国から航空機の乗り入れを禁止すると発表した。午後6時以降の外食も禁止し、テーマパークやバーも閉鎖する。新型コロナウイルスの対策を厳しくして、変異型「オミクロン型」の拡大を防ぐ。
香港は市中感染がほぼ収束していたが、感染源不明の感染者が確認されたため警戒モードを高める。航空機の乗り入れを14日間禁止するのは米英とオーストラリア、カナダ、フランス、インド、パキスタン、フィリピンの8カ国。香港発着のクルーズツアーも中止する。
香港は中国本土との往来再開を優先して、コロナを完全に封じ込める「ゼロコロナ」政策を採る。ただ、往来規制緩和のメドは立っていない。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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