沖縄 対策本部会議 県民向け宿泊プラン割引クーポン販売停止へ

沖縄県では3日、一日の感染者の数がおよそ3か月ぶりに100人を超えました。県は4日、対策本部会議を開き、宿泊プランを割引する県民向けのクーポン券の販売を今週7日から停止することなどを決めました。

沖縄県が3日発表した新規の感染者数は130人と、前の日の51人の2倍以上となり、1日の感染者の数がおよそ3か月ぶりに100人を超えました。

感染が再拡大していることを受けて県は4日、急きょ対策本部会議を開いて対応を協議し、県の関係者によりますと、県内の感染状況を「感染流行期」にあたるレベル2に引き上げることを決めました。

これに伴い新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光需要を回復させるため県が行っている、宿泊プランなどを割引する県民向けのクーポン券の販売を今週7日に停止するということです。

また、さらなる感染拡大を抑え込むため、県民に対して会食は4人以下、2時間以内で行い、できるだけ同居家族などとすることや、成人式の開催にあたっては参加者にPCR検査などを実施し、陰性を確認することなどを要請することにしています。

感染者は今後も増えることが見込まれることから、県はまん延防止等重点措置などの行動制限が必要かどうか5日、専門家会議を開いて協議することにしています。

玉城知事はこのあと記者会見を開き、これらについて説明する見通しです。