米ダラス空港にAmazonの「手のひら認証・決済」できる店舗が初登場、旅行分野で広がるAmazonのテクノロジー活用

Sundry Photography - stock.adobe.com

米テキサス州のダラス・ラブフィールド空港の搭乗ゲート前の小売店「Hudson」 に、Amazonの手のひら認証システム「Amazon One」が導入された。Amazon Oneが導入されるのは、旅行分野ではこれが初めて。

Amazon Oneは、機器に接触する指紋認証ではなく、手のひらの静脈パターンによって非接触で本人確認するもの。コロナ禍で非接触技術への関心が高まっていることから、このシステムを導入したという。旅行者は、店舗の入口でアAmazon One端末に手をかざすだけで入店と支払いを完了することができる。

初めてAmazon Oneを利用する場合は、店舗外に設置された専用登録端末で掌紋、クレジットカードあるいはデビットカードの情報と携帯電話を登録。買い物後は、Amazon One IDに登録したクレジットカードに、選択した商品の代金が請求され、店を出ることができる。

アマゾンは、旅行分野でこの非接触決済技術に加えて、スマートボイス「Alexa」も提供。旅行検索や交通の運航状況の確認などで活用されている。また、観光事業者へのクラウドストレージサービス「Amazon Web Service (AWS)」の提供にも力を入れている。グーグルやマイクロソフトなどの競合他社もこの分野で競争している状況だ。

「Hudson」は北米の空港、ランドマーク、観光地に1000店舗の小売店を展開。シカゴ・ミッドウェイ国際空港(MDW)の最新店舗などで、アマゾンのジャストウォークアウト技術を採用したレジを通らず決済できる店を2店舗を展開している。

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