イスラエルは9日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への対応として、外国人の入国を原則として禁止している措置を10日間延長することを決めた。措置は今月22日までとなり、その後は感染状況などをみて判断する。
イスラエルでは11月から外国人観光客の受け入れを再開したが、オミクロン株の感染者が確認されたことを受けて11月28日深夜以降、政府が例外的に認める場合を除き、原則としてすべての外国人の入国を2週間禁止していた。
今回、ベネット首相とホロビッツ保健相が今月12日深夜から10日間、措置を延長することで合意した。保健省によると、今月6日までに、国内のオミクロン株の感染者は21人に上っている。
一方、地元メディアによるとホロビッツ氏は7日、新型コロナのワクチンのブースター接種をめぐり、イスラエル市民が「近く4回目のワクチンを受けられる可能性がある」と述べた。イスラエルではこれまでに人口の4割以上が3回目の接種を終えている。政府内では、持病により免疫力が低い人を対象に、4回目の接種を認めるかの検討が始まっている。(エルサレム=清宮涼)
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