顔認証決済も コロナ後見据え観光サービスの実証実験 大阪

大阪 ミナミの道頓堀で、顔の画像を認識して支払いを済ませる技術など、コロナ後を見据えた観光サービスの実証実験が、7日から始まります。

実証実験はパナソニックと道頓堀商店街の店舗や施設が協力して7日から行い、飲食店など12の店舗で「顔認証」による決済サービスを導入します。

利用者は事前にホームページやポスターなどのQRコードから専用のアプリをダウンロードして、顔の画像などを登録します。

一方、店舗ではタブレット端末に自分の顔を映し、専用のコードを入力するだけで支払いができる仕組みになっています。

顔の画像はマスクを着用したままでも認識が可能で、人との接触を減らす効果も見込めるとしています。

アプリには商店街を歩きながら使う機能もあり、観光スポットの前でAR=拡張現実を活用した写真撮影を楽しんだり、CGで再現した大正時代の道頓堀の町並みと比較したりすることができるということです。

実証実験では、利用者が商店街をどのように回ったかなどデータを集めたうえでマーケティングなどに生かすことにしています。

パナソニックの越智昭彦さんは「アフターコロナを見据えて、この時期にしっかりと実証してデータを収集しながら、よりよいサービスを提供できるようにしたい」と話していました。

実証実験は今月26日まで行われます。