ジェットスター、100万円で貸し切り遊覧飛行
格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は、貸し切りの遊覧飛行や特別価格の回数券を発売する。100万円で最大6人が搭乗できる遊覧飛行をするほか、回数券は1フライト当たり2022円で販売する。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ旅行需要を喚起し、売り上げの回復につなげる。
いずれも「福袋」として販売する。成田空港を発着する貸し切りの遊覧飛行は2022年2月14日に運航する。21年12月にネットで応募を受け付け、実現可能なフライトプランを提案した応募者の中から抽選で当選者1人を選ぶ。6人まで搭乗可能で、時間は約2時間。欧州エアバスの小型機「A320」を使用する。同社として初めて1機を個人の貸し切りとする。
回数券は12月26日に東京・渋谷の仮設会場で先着100人に販売する。搭乗期間は22年1月11日から10月29日までで、お盆期間やゴールデンウイーク、3連休は除く。購入時にフライトを指定する。3回分から10回分まで6種類を販売する。
政府の緊急事態宣言の解除などで旅客数は回復傾向にあるが、コロナ前の水準には戻っていない。ジェットスター・ジャパンの担当者は「来年の旅のきっかけを作りたい」としている。
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