那覇市牧志でホテルパームロイヤルNAHAを運営するパームロイヤル(那覇市、高倉幸一社長)が、市久茂地の一銀通り沿いに新たなホテル開発を計画している。富裕層向けのラグジュアリーホテルとして、総額50億円を投じて地上12階建ての施設を建設する。2023年夏の開業を予定している。
同社として2件目のホテルとなり、国内外でホテルやレストラン経営を手がけるPlan・Do・See(東京都)が運営を担う。平均客室単価は4万5千円からに設定。ファミリーやビジネス客を想定した同価格帯のホテルが乱立する那覇市内で、ランクを上げて新たな客層の獲得を狙う。
敷地面積は2007平方メートル、ホテルの床面積は8444平方メートル。客室数は86室を想定する。スタンダードルームは45平方メートルの広さで設計し、60平方メートルのスイートルーム、130平方メートルのペントハウスも1室ずつ用意する。
洋食や和食、鉄板焼きなど5種類のレストランやバーをつくり、一般客でも利用できるようにする。屋内プールやサンセットルーフトップジャグジー、スパも設置する。
同社の高倉直久氏は「差別化を図る価格帯で、ハイクオリティなサービスを提供する」と話した。
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