ライアンエア、ロンドン上場廃止へ 売買高減少で

ライアンエア、ロンドン上場廃止へ 売買高減少で
欧州格安航空大手ライアンエアは19日、ロンドン証券取引所への上場を来月廃止すると発表した。写真は9月16日、アイルランドのダブリンで撮影(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[ダブリン 19日 ロイター] - 欧州格安航空大手ライアンエアは19日、ロンドン証券取引所への上場を来月廃止すると発表した。売買高が減少し、上場を維持するコストを正当化できないという。
同社は1日、売買高の減少を理由に上場廃止を検討していると明らかにしていた。
欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)後の金融センターとしてのロンドンの地位に新たな打撃となる。
ロンドン市場への上場を巡っては、豪英資源大手BHPグループも8月、重複上場を解消してシドニーを主要市場とする意向を表明している。
ライアンエアのロンドン上場株は12月17日が取引最終日となる。
引き続き、ユーロネクストのダブリン市場を主要市場とするほか、米ナスダック市場へのADR(米国預託証券)上場を維持する。

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