東急グループ、京都に新ホテル 客室の一部は会員制に
東急グループは客室の一部を会員制とするホテルを2022年7月、京都市内の学校跡地に開業する。東急ホテルズが運営する「京都東急ホテル東山」で、一部を会員制リゾートホテルとし、東急不動産が会員権を販売する。新形態となる運営方法で、需要の増減にかかわらず安定的に集客を確保する狙い。
開業を予定するのは東山区の小学校跡地に建つ全168室のホテル。うち25室を会員制の客室にする。会員権は22年1月以降、300口を販売する。
東急不動産は会員制リゾートホテル事業として全国に約30施設を展開する。これまでは自前で開発した建物が中心だったが、新形態は立地などに強みがあるホテルと組み、客室の一部を会員制とする。
セカンドハウスや週末移住などとしての利用で会員制リゾートホテルの需要は伸びている。ホテルを運営する東急ホテルズにとっても安定的な運営が見込める。