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トリップアドバイザー2021年秋の旅行トレンド発表。京都・大阪が人気、文化ツアー関心高く

2021.10.05

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トリップアドバイザーがこのほど、2021年秋の旅行動向を発表した。アメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリア、日本、シンガポールの旅行者2386名の意識調査結果と、サイトの利用データを合わせトレンドを分析した。

日本人で「旅行を計画している」と答えたのは33%で、「計画していない」が36%、「まだ決めていない」が31%と、それぞれが3割強となった。旅行頻度については「1回」63%、「2回」29%で、移動距離は「国内で自宅から2時間以上」が67%と大半を占めた。宿泊日数は「2〜5泊」が50%と、1泊が46%だった。

2021年秋の旅行出費は2019年と比較して「同じ」としたのは44%で、「多い」は18%、「少ない」は38%だった。国内旅行で優先するのは「施設の安全・清潔」で65%、「ホテル、レストラン、交通、体験などのお得情報」が48%、「いつどこで人混みを避けるか」が43%と、新型コロナウィルス感染症予防に注意を払う意向が見える。これに関連し、「柔軟なキャンセル規約が絶対条件だ」に「強くそう思う・そう思う」が76%、「次回旅行で使用する可能性の高い検索機能」として「キャンセル規約の検索」と答えたのが39%に上った。

2021年秋のトレンドは、国内アクティビティでは文化ツアーやアミューズメントパーク、バイクやバスのツアーなどが注目されている。サイトの利用状況データによると、国内アクティビティでは「富士飛行社の4Dと忍者を体験できる富士山1日バスツアー」「1日東京バスツアー」「新宿のロボットレストラン・ショーチケット」などが人気だ。国内の人気観光地は、1位から順に京都市、大阪市、神奈川県箱根町がランクインしている。

保存回数から算出された、アジアにおける人気アトラクションでは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと東京ディズニーランドがそれぞれ1位、2位となり、日本のテーマパークが人気だ。アジアの観光地ではシンガポールが1位で、次いで京都市、大阪市、箱根町、沖縄県宮古島市、長野県軽井沢町となった。

2021 年秋の国内人気観光地

1位 京都市(京都府)
2位 大阪市(大阪府) 
3位 箱根町(神奈川県) 
4位 軽井沢町(長野県) 
5位 中央区(大阪府) 

2021 年秋の国内人気アクティビティ

1位 富士飛行社の4Dと忍者を体験できる富士山1日バスツアー
2位 1日の東京バス ツアー
3位 新宿のロボットレストランショーチケット
4位 小グループによる京都半日文化ツアー
5位 広島発広島平和記念公園と宮島を巡るツアー

2021 年秋のアジア人気観光地

1位 シンガポール
2位 京都市(京都府)
3位 大阪市(大阪府)
4位 箱根町(神奈川県)
5位 宮古島市(沖縄県) 

2021 年秋のアジア人気アトラクション

1位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(日本)
2位 東京ディズニーランド(日本)
3位 ガーデンズ バイ ザ ベイ(シンガポール)
4位 伏見稲荷大社(日本)
5位 チームラボボーダレス(日本)

 

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