日本ハウス、最終赤字4000万円 20年11月~21年7月
木造注文住宅を手がける日本ハウスホールディングスが6日発表した2020年11月~21年7月期の連結決算は、最終損益が4000万円の赤字(前年同期は7億2100万円の赤字)だった。住宅事業の経費削減を進めたが、新型コロナウイルスの感染拡大で苦戦するホテル事業の赤字を補えなかった。
売上高は前年同期比7%減の239億円、営業損益は1億5600万円の黒字(前年同期は3億6900万円の赤字)だった。
部門別にみると、住宅事業は売上高が6%減の223億円。足元の受注は回復したが「営業の制約を受けた20年の影響が残っている」(同社)。営業利益は34%増の14億円。人件費や経費を節減した。
ホテル事業は売上高が前年同期比20%減の14億円、営業損益が7億4600万円の赤字(前年同期は8億100万円の赤字)だった。コロナ前にホテル事業の売上高の約3分の1を占めた婚礼・宴会需要の減少が響いた。
21年10月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比7%減の363億円、純利益は前期比14%増の9億円を見込む。