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【バンコク=山村英隆】フィリピンの大手航空会社、フィリピン航空は4日、米連邦破産法第11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、旅客需要が急減していた。運航は継続しながら、再建を目指す。
同社は、20億ドル(約2200億円)規模の債務を削減し、金融機関などから計6億5500万ドル(約720億円)の支援を受ける予定だ。保有機材は25%減らし、スリム化を図る。航空券や発行されたマイレージは引き続き有効だという。
ANAホールディングス(HD)は、フィリピン航空の親会社と資本・業務提携を結んでいる。東南アジアの航空会社は、タイ国際航空が経営破綻するなど、コロナ禍で苦戦を強いられている。