羽田空港、拠点機能の整備進める 羽田空港アクセス線や京急引上線も

羽田空港、拠点機能の整備進める 羽田空港アクセス線や京急引上線も

ニュース画像 1枚目:令和4年度予算による羽田空港拠点空港整備
© 国土交通省 / NTT Data included Maxar Technologies
令和4年度予算による羽田空港拠点空港整備

国土交通省航空局は、2022(令和4)年度予算の概算要求で、羽田空港の拠点空港としての整備を着実に進めるため、481億円を投じる計画です。2021(令和3)年度は502億円で、19億円の減額です。主な整備は、機能拡充と防災・減災対策です。駐機場整備では、旧整備場側の931〜941スポット付近を実施します。

機能整備としては、JR東日本の羽田空港アクセス線の整備としてB滑走路の地下を通過し、第2旅客ターミナル側に線路を引き込みます。JR東は2021年1月に鉄道事業許可を受け、東京貨物ターミナルから羽田空港新駅まで路線を新設し、2029年度に開業する予定です。この羽田空港アクセス線は、田町駅から東京貨物ターミナル付近まで改良し、東京駅まで約18分で結ぶ計画です。

この整備と同時に京急電鉄の第1・2ターミナル駅に引上線新設の整備を進めます。京急電鉄は2021年5月に発表した設備投資計画では、設計等を進めているとしており、増発が可能になり、輸送力の増強につながることやスペースの確保などの問題に対応していくと見られます。

このほか、地震発生後も航空ネットワークを維持するため、耐震性工事、護岸整備を継続します。護岸はC滑走路の海側を中心に実施。第1旅客ターミナルや整備場付近で人工地盤を整備し、耐震性を強化します。

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