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Airbnb、売上高はほぼ4倍だがデルタ株を踏まえた消極的な来期予測

» 2021年08月13日 12時53分 公開
[ITmedia]

 米民泊大手Airbnbは8月12日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比299%増(約4倍)の13億3500万ドル、純損失は6800万ドル(1株当たり11セント)だった。前年同期の純損失は5億7600万ドルだった。

 air 売上高と純損失推移

 前年同期はコロナ禍によるパンデミックが本格化し、旅行を控えるユーザーが多かった。この四半期の予約数は197%増の8310万件だった。欧米など、ワクチン接種率の高い国からの予約が回復した。また、パンデミックの影響で長期滞在型の予約が増え、同四半期の長期滞在ユーザーの80%が来年も長期滞在を予約するとみている。

 ブライアン・チェスキーCEOは発表文で「旅行は(パンデミック)以前とは異なるものになった。顧客の変化するニーズに対応するための適応可能なビジネスモデルと継続的な革新により、Airbnbは旅行の回復を牽引している」と語った。

 同社は株主宛書簡で、新型コロナウイルスのデルタ株の影響を受ける可能性を警告した。第3四半期は過去最高の売り上げを達成すると予測しているが、デルタ株の影響で予約数は前年同期を下回ると予測した。

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