「ワクチン接種後も旅行控える」中部で7割 民間調査
新型コロナウイルスワクチンを2回接種しても旅行を控える人が7割にのぼる――。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが中部で実施したアンケートの結果を12日に発表した。感染力の強いインド型(デルタ型)が流行して感染者数が増えており、警戒が続いているようだ。
愛知、岐阜、三重、静岡に住む人を対象に、7月30日から8月3日の間にオンラインで調査、ワクチン接種と旅行について1823人が回答した。2回の接種を受けた人はこのうち23%の427人おり、299人が「コロナ収束まで旅行を控える」と回答した。
例年なら旅行客が多いお盆の期間も「感染状況を見ながら検討する」と答えた人は6割だった。一方で「コロナの感染状況にかかわらず旅行をする予定」と答えた人は14%だった。20代は17%、30代が16%と他の世代よりも積極的だ。
「ウィズコロナ(コロナウイルスと共存する)時代にしたい旅行」を聞いたところ、「ご当地グルメなどを満喫」「密を避けた自然で癒やし・リラックス」「歴史、文化、生活を体感するまち歩き」が上位に入った。
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