NZ航空、大幅赤字を予想 豪との隔離なし相互往来の停止響く

NZ航空、大幅赤字を予想 豪との隔離なし相互往来の停止響く
ニュージーランド(NZ)航空は4日、2022年度(22年6月まで)は従来予想より大幅な赤字になるとの見通しを示した。資料写真、2017年6月撮影(2021年 ロイター/David Gray)
[4日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)航空は4日、2022年度(22年6月まで)は従来予想より大幅な赤字になるとの見通しを示した。オーストラリアとの間で隔離措置なしに相互の往来を認める「トラベルバブル」が停止している影響を踏まえた。
トラベルバブルは今年4月に始まったが、豪州で新型コロナウイルスのデルタ型変異株の感染が拡大したため、7月に停止された。
NZ航空は22年度の一時費用を除いた税引き前の損失が5億3000万NZドル(3億7180万米ドル)になると予想。従来は4億5000万NZドルより小幅な赤字になるとしていた。
同社は、トラベルバブル停止で営業キャッシュフローが減少したと説明。政府による15億NZドルの融資枠から追加で資金を引き出す見通しだとした。

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