山口宇部空港にワーケーションの総合案内施設
山口県は3日、山口宇部空港のターミナルビル2階に仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」の総合案内施設を開設した。コロナ禍を契機に、普段のオフィスとは異なる非日常的な場所でのテレワークへの関心が高まっているのに対応し、ワーケーションで山口県を訪れる人をきめ細かく支援する。
案内施設に配置されたコンシェルジュ2人がワーケーションの相談に応じ、県内のテレワーク施設などを紹介する。施設にはキャンプをイメージした机や椅子が配置され、コワーキングスペースとしても利用できる。
コンシェルジュは相談業務のほか、地域企業との交流などビジネス志向のワーケーションのプログラム開発も担当。そうしたプログラムを主に首都圏の企業に提案し、ワーケーションで山口県を訪れる人の発掘・拡大を目指す。
村岡嗣政知事は3日の開所式で「都会での仕事を続けながら、山口県で生活することが可能になっており、この施設を拠点に新たな人の流れを取り込んでいきたい」とあいさつした。