クルーズ船、半年ぶりに出発 乗客は定員の3分の1

大野宏
【動画】クルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」が舞鶴から半年ぶりのクルーズへ=大野宏撮影
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 クルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が7月30日朝、京都府舞鶴市の京都舞鶴港に入った。乗客約200人を乗せ、同日夕には新潟県佐渡島へ向け、約半年ぶりのクルーズに出発。8月1日に舞鶴に帰着する予定だ。

 定員は620人だが、新型コロナ感染対策として乗客の募集を半分ほどに抑えた。事前にPCR検査を受け、乗船前には検温と抗原検査もした。日本人クルーや陸上職員は6月からワクチンを接種して準備したという。

 舞鶴へのクルーズ船は今年4月、1年半ぶりとなる「飛鳥Ⅱ」が寄港した。だが、5月に入る予定だった「にっぽん丸」はキャンセルになった。今回、埠頭(ふとう)を一般には公開せず、府や市の関係者、舞鶴観光協会のキャラクター「チョキまる」らが出港を見送った。

 今後は「ぱしふぃっくびいなす」が9月に2度寄港する予定があるが、それ以降は未定。府港湾局の苔口聖史局長は「感染状況を見ながら国際クルーズの再開も考え、より大きな16万トンクラスの受け入れの検討を始めたい」と話した。(大野宏)

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