【6月17日 AFP】インドの観光名所タージマハル(Taj Mahal)が16日、観光客の受け入れを再開した。

 インドでは4月から5月にかけて、新型コロナウイルスの感染者数と死者数が急増。一部地域では医療サービスが逼迫(ひっぱく)し、ロックダウン(都市封鎖)などの規制が敷かれた。だがここへ来て流行の勢いが衰え、当局は制限緩和を進めている。

 新型コロナウイルスの影響でタージマハルは昨年3月に一度閉鎖され、同9月に観光客の受け入れを再開。今年4月に再び閉鎖されていた。

 16日、タージマハルにはにぎわいが戻った。観光ガイドや店員らの表情は明るい。再開にあたり、当局は1日の入場者数を650人に制限。大理石に触れることは禁止されている。

 タージマハルは17世紀、ムガール(Mughal)帝国の皇帝シャー・ジャハーン(Shah Jahan)が、出産が原因で死亡した妻のムムターズ・マハル(Mumtaz Mahal)の霊廟(れいびょう)として建設した。(c)AFP