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観光客激減の姫路城 コロナ後見据え、VRツアーや動画PRに力

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来場者が少ない日が続いている姫路城=姫路市で、2021年5月14日午後2時52分、後藤奈緒撮影
来場者が少ない日が続いている姫路城=姫路市で、2021年5月14日午後2時52分、後藤奈緒撮影

 新型コロナウイルス禍で、世界遺産の姫路城の観光客が激減している。緊急事態宣言下で入場制限を設けて営業を再開したものの、客足は戻らないままだ。兵庫県姫路市などはバーチャルツアー(仮想旅行)や芸能人を起用したPR動画などで、コロナ収束後の集客を見据えている。

 「白鷺(しらさぎ)城」の名でも知られ、多くの訪日外国人(インバウンド)に支えられた姫路城の来場者数は2018年度は約158万9000人だった。19年度は前年度を上回る勢いだったが、20年1月、中国での感染拡大の影響から約154万8000人に減少。20年度は3~6月の営業休止もあり、約39万人に激減した。

 21年度は4月25日から、県内に3度目の緊急事態宣言が発令され、再び営業休止に。5月12日から有料区域で1日1000人の入場制限を設けて営業を再開したが、制限人数を満たした日は1日もない。5月29日、岐阜県から夫と訪れた女性(81)は「天守閣の中ですれ違った人は数人。こんなに有名な場所なのに」と話した。

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