中国の上海吉祥航空、HNAグループの資産取得へ新会社=財新

[北京 29日 ロイター] - 中国民営航空会社の上海吉祥航空は、戦略投資家とともに航空会社に出資する投資会社の設立を発表した。また、経済誌「財新」によると、新会社は破産した海航集団(HNAグループ)の資産取得を目指している。
上海吉祥航空は29日の開示資料の中で、傘下の投資部門である上海均瑶航空投資および長期パートナーシップの関係にある複数の戦略投資家は、最大300億元(46億4000万ドル)を出資して上海吉道航航空科技パートナーシップ企業を設立する。
新会社が投資する航空会社名は明らかにされていないものの、財新が29日遅くに匿名の関係筋の話として伝えたところによると、HNAグループ傘下の航空資産を買収するために新会社が設立される。ただ、上海吉祥はこの案件に慎重でもあり、合意は条件に左右される見通しという。
海南航空を抱えるHNAグループは再編手続きが進められており、清算を回避するために民間資本を募っている。
財新によると、民間企業4社がHNAグループの航空資産入札に参加している。
上海吉祥航空は財新の報道へのコメントを避けた。

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