大阪市の松井一郎市長は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染急増を受け、市立小中高校で5月16日までに予定していた修学旅行など宿泊を伴う校外活動について、延期もしくは中止すると明らかにした。今月19日からの活動が対象となる見通し。
市教育委員会によると、この期間中には小中高校約100校が修学旅行や林間学校などを予定。いずれも延期する方向で日程を再調整するという。
市内では蔓延(まんえん)防止等重点措置が5月5日まで適用されるが、大型連休以降の感染状況を見極める必要があるとして、同16日までに実施する校外活動を対象とした。
市教委は当初、感染防止対策を徹底し、受け入れ先の自治体の意向も踏まえて実施する方針だったが、大阪府内の小中高校の部活動が原則休止となり、校外活動についても延期か中止が妥当と判断した。