ANAとWingcopter、2022年度にも離島や山間地域へのドローン配送実用化へ

ANAホールディングスとWingcopterは、医薬品や日用品などのドローン配送事業化に向けた業務提携を締結した。

2022年度から、Wingcopterが開発する固定翼型VTOLドローンを用いて、全国の離島や山間地域でドローンによる物流サービスを展開する。Wingcopterの固定翼型VTOLドローンは垂直で離着陸が可能で、最長120キロの長距離飛行、最大時速240キロの高速飛行、秒速20メートルの風にも耐えられるという特長があり、これらの地域のニーズに適しているという。

ANAホールディングスは、2016年にドローンの事業化プロジェクトを立ち上げ、2018年度から福岡市、五島市などでドローンの配送実証を行っている。両社は2019年10月に実証を行い、機体性能を確認した後、2020年度にはWorldLink&Company(SkyLink Japan)の協力を得て、プロジェクトメンバーの訓練を実施。今年3月21日から26日にかけて、長崎県五島市福江島~久賀島間で実施した医薬品配送実証では、医薬品や血液検体の配送を行った。

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