愛犬とお泊まりOKのホテル 星取テラスせきがね 4月26日開業
2020年に閉館した鳥取県倉吉市の旧国民宿舎「グリーンスコーレせきがね」をリニューアルした宿泊施設「HOTEL星取(ほしとり)テラスせきがね」が26日、同市関金町にオープンする。高齢者や障害者に配慮した設備、愛犬と一緒に泊まれる部屋などが特徴という。
客室数30室で、宿泊定員は162人。新館の全13室を、車いす利用を想定した入り口の引き戸、段差解消などのユニバーサルデザインで設計した。大浴場には車いすで入浴でき、入浴用昇降機の設置も可能という。旧施設は関金温泉を引いた内風呂だけだったが、今回の施設では源泉かけ流しの露天風呂、ロウリュ式サウナも楽しめる。
愛犬と一緒に泊まれる部屋も4室あり、テラスのドッグランに直行できる。ホテルは高台にあり、大山や蒜山(ひるぜん)三座などの絶景が目の前に広がる。屋上には満天の星が眺められる「星取デッキ」もある。
18日にあった竣工(しゅんこう)式で、広田一恭・倉吉市長は「この施設を、倉吉の活気のあるまちづくりにしっかり生かしたい」とあいさつした。経営は指定管理で市内で運送業を営む企業が担当する。基本の宿泊料金は、平日に1部屋2人利用で1泊1人1万6500円(税込み)。日帰り入浴の営業は5月23日から始める。