ネモフィラの絶景、早朝や夕暮れに堪能 ひたち海浜公園で限定プラン
観光客で大混雑するゴールデンウィーク(GW)の国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)。「人混みを避けて、ネモフィラ畑を背景に写真を撮りたい」という願いをかなえるツアーが販売されている。
ひたち海浜公園は、丘一面がネモフィラの青になる春と、コキアで赤く染まる秋に多くの観光客でにぎわう。昨年のGWの入園者数は、10日間で32万人を超えた。アジアを中心に外国人旅行者も多く訪れるようになっている。
こうした人気を背景に、特別感を売りにしたプランでさらなる経済効果を生み出そうと、茨城県と水戸市の旅行会社が企画したのが「ネモフィラの花絶景いばらき堪能周遊ツアー」だ。
5日間で計100人のみ
開園前と閉園後の時間帯を活用し、GW前からの5日間限定で計100人のみが入園できる特別枠を設定。開園前の早朝コースは午前7時~8時半、閉園後の夕暮れコースは午後5時~6時半のそれぞれ1時間半、普段の人混みを避けて朝日や夕日に照らされるネモフィラ畑を楽しむことができる。
ひたちなか市や水戸市、同県大洗町のホテルや旅館の1泊付きプランで、料金は1人2万2千円(税込み)から。
4月18~19日と25~26日は夕暮れコースのみ、29~30日は早朝コースのみ実施予定。5月1~2日は二つのコースから選べる。
県観光戦略課の担当者は「他の人が映り込んでいない写真を撮りたいというニーズがあり、絶景を独り占めできるような非日常感という付加価値をつけたい」と話した。
ツアーの申し込みは旅行会社「アーストラベル水戸」のウェブサイト(https://earthtravel2019.com/zekkeiibaraki/)から。