ソウル市鍾路区北村(チョンログ・プクチョン)の韓屋村(c)MONEYTODAY
ソウル市鍾路区北村(チョンログ・プクチョン)の韓屋村(c)MONEYTODAY

【04月05日 KOREA WAVE】韓屋と南山(ナムサン)の眺望で有名な観光地、ソウル市鍾路区北村路(チョンノグ・プクチョンロ)などでオーバーツーリズムが問題になっている。やまない話し声やたばこのにおい、電話の呼び出し音などに住民はため息をついている。

3月の平日、午前中にも関わらず、北村路は観光客でにぎわっていた。中国、ベトナム、米国などからの家族連れが歩き回り、民家のドアの前に座って写真を撮ったり、階段に上がってポーズを取ったりしている。

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住民らは「冬より人が2倍以上増えた。週末には足の踏み場もないくらい」と話した。案内員もいるが、押し寄せる観光客になすすべなしの状態だ。

ソウル市鍾路区梨花(イファ)壁画村も外国人観光客が絶えない。付近は住宅であることを英語と日本語、中国語で表示しているが、効果は薄い。住宅の前には「のぞかないでください。写真撮影NO。防犯カメラ撮影中」と書かれていた。一部の住居地の壁面は落書きでいっぱいだった。

近くの住民(83)は「外国人は夜も騒々しく、ごみをあちこちに捨てる」と話し、別の住民は「観光地として開発したのだから管理人でも置けばよいのに」と嘆いた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News