石川 七尾の和倉温泉 共同浴場が営業再開 常連客が温泉楽しむ

能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市の和倉温泉にある共同浴場が営業を再開し、早速、常連客が久しぶりの温泉を楽しみました。

営業を再開したのは七尾市にある共同浴場の「和倉温泉 総湯」です。

地元の住民や観光客が訪れる日帰り温泉として親しまれてきましたが、地震で温泉の配管などが壊れ復旧が進められてきました。

浴場の正面玄関は液状化でブロックが隆起した影響で使用できないことから、もう一つの入り口にのれんがつるされ営業が再開しました。

そして早速、常連客などが入館し、ゆっくりと浴槽に肩までつかるなどして久しぶりの温泉を楽しんでいました。

常連の女性は「再開してよかったです。温泉に入ると体が軽くなります」と話していました。

また、別の常連の男性は「気持ちがいいです。再開まで富山県の温泉などに行っていましたが、ここがいちばんいいです」と話していました。

共同浴場の小泉孝史社長は「再開できて安心しています。ホテルなどの営業再開までは時間がかかりそうですが、まずは日帰り温泉で疲れなどを癒やしてほしい」と話していました。

「和倉温泉 総湯」は当面、午前10時から午後4時までの営業となります。