めざせ「最強のローカルホテル」 中島屋グランドホテルが大規模改修

斉藤智子
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 静岡市中心部の老舗ホテル「中島屋グランドホテル」(葵区)が大規模改装を終え、今月、新装オープンした。ロビーのリニューアルは約40年ぶり。ひときわ目をひくのは、静岡の伝統工芸の職人たちの手で作られたオブジェだ。フロントのカウンターにも市内産の「オクシズ材」を使い、ホテルの「顔」から静岡らしさを発信する。

 運営会社「中島屋ホテルズ」は1916(大正5)年に中島屋旅館として創業。中島屋グランドホテルは73年に一帯では当時珍しかった都市型ホテルとして開業した。静岡駅周辺では同様の都市型ホテルが増えたこともあり、50周年を迎えて昨年11月末から「最強のローカルホテル」を掲げて改装工事を進めていた。

 改装にあたって重視したのは、地域に根ざしたローカルな個性だという。オブジェは、駿河竹千筋細工(たけせんすじざいく)、指し物、ろくろを使って木を加工する挽物(ひきもの)、茶染めの職人がコラボして制作。2階ラウンジもデザインを一新し、現代風にアレンジした洋食やスイーツを新しくメニューに加えた。(斉藤智子)

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