「古い町並」など岐阜県高山市の中心部を訪れる観光客向けに、市は2月からデジタル版「飛驒高山ぶらり散策マップ」の提供を始めた。観光スポットや現在地、案内ルートなどをスマートフォンで見られる。

　市はこれまで紙の散策マップを日本語や外国語で発行。利便性を高めるためにデジタル版（日本語）を加えた。

　スポット情報は観光施設に加え、公衆トイレ、授乳室、駐車場など計約200カ所を表示。施設のアイコンをタップすれば、施設の説明や営業時間、料金などが見られる。GPS（全地球測位システム）によって現在地をマップ上に示し、目的地へのルートはグーグルマップに切り替えることもできる。

　一緒に旅行する人らと現在地情報や移動履歴を共有でき、グループでチャットする機能もある。

　飛驒高山観光公式サイトからアクセスでき、パソコン、タブレットでも利用できる。市観光課の担当者は「旅行前の情報収集にもお役立てください」と話している。（荻野好弘）