北陸新幹線 “金沢~敦賀間 予定どおり開業を”石川県知事

石川県の馳知事は10日の記者会見で、北陸新幹線の金沢~敦賀間の開業は予定どおり、ことし3月16日に行い、経済活動などを通じて能登半島地震の復興につなげるべきだという考えを示しました。

北陸新幹線の金沢~敦賀間はことし3月16日に開業し、石川県内のすべての区間が開通します。

これについて、石川県の馳知事は10日の記者会見で、「県として開業日を遅らせてほしいと要望するつもりはない。北陸新幹線の敦賀開業はぜひ、スケジュールどおり、お願いしたい」と述べました。

そのうえで、敦賀までの開業によって、石川県と関西、首都圏の間の利便性が向上するとして、「奥能登は大変厳しい状況だが、金沢や加賀地方の観光地など、人の交流を絶やすべきではない。経済活動を通じて、石川県や能登を支えてもらいたい」と述べ、県としても開業に向けた準備を急ぐ考えを示しました。