小松・富山―羽田の年末年始予約、全日空は5〜6%増
全日本空輸と日本航空が発表した年末年始(2023年12月28日〜24年1月3日)の小松空港と富山空港の発着便の予約状況によると、小松―羽田線は全日空が前年同時期比5%増の8370人、日航が10%減の1万549人だった。全日空が運航する富山―羽田線は6%増の4579人。新型コロナウイルス禍から回復基調にはあるが、いずれもコロナ禍前の19年の水準には届かなかった。

両社とも22日時点で集計した。全日空の小松―福岡線や小松―札幌線は19年の水準をほぼ回復した。小松―羽田線が19年の水準に達していない理由について、全日空金沢支店の永井幸樹支店長は「働き方改革で、休みを早めたり遅らせたりする動きが影響している」と分析する。
日航の担当者は小松―羽田線の利用者減について「1月4・5日にも休暇を取ると年末年始から続く連休になるため、利用者の分散が見られた」という。小松―沖縄は8%増で、新型コロナ禍の反動で観光地へ行こうとする動きがみられるという。