2022年の宮崎県の観光客数はコロナ禍前の8割止まり

中島健
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 宮崎県は、2022年に県内を訪れた観光客数が推計1269万1千人となり、コロナ禍前の19年と比べ、約8割に回復したと発表した。旅行支援などの効果で前年からは25・3%増えたが、県外客は19年と比べて27・1%少なく、特に外国人客は69・2%減と、戻りが抑えられたことが響いている。

 県が6日、県議会に報告した観光入込(いりこみ)客統計調査の概要によると、県外客は525万1千人、県内客は744万人で前年と比べ31・7%多いものの、19年と比べると14・3%少ない。

 内訳では、宿泊客数は284万4千人で、19年比24・2%減。県外からの宿泊客が172万3千人で同39・6%減る一方、県内客は112万1千人と24・5%上回った。

 日帰り客は984万7千人で、19年比では18・8%減。県外客は352万8千人、県内客は632万人で、いずれも19年を18・8%下回った。

 また、観光消費額は1243億4千万円で、前年に比べ18・3%増えたが、19年と比べると32・1%下回った。県外客が785億6300万円(19年比40・1%減)、県内客は457億7700万円(同12・1%減)だった。(中島健)

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