【シンガポール】ホテル客室単価と売上高、9月は過去最高に[観光]

シンガポール政府観光局(STB)が公表した最新の観光統計で、9月のホテルの平均客室単価は325Sドル(約3万5,600円)となった。4億9,240万Sドルだった客室売上高とともに過去最高を記録した。

平均客室単価は前月の287Sドルから13%、前年同月から14%それぞれ上昇した。全てのセグメントで前月を上回った。

客室売上高は前月から8%、前年同月から27%それぞれ増加。過去最高を記録した7月の4億8,400万Sドルを上回った。

一方、9月の客室稼働率は前月の86%から83%に低下した。客室1室当たりの売上高は前月から10%増の271Sドルとなった。

今年に入ってからの平均客室単価は9月時点で前年同期比21%上昇の284Sドルとなった。客室売上高は累計で36億2,000万Sドルとなり、前年同月から74%増加した。

9月は15~17日に自動車レース「F1シンガポール・グランプリ(GP)」が開催され、観客数は26万4,108人だった。その前後にはMICE(出張、会議、報奨旅行、展示会・見本市)を含むさまざまなイベントが実施された。

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