政府がイスラエル出国用チャーター機 韓国特別便の利用も呼びかけ

イスラエル・パレスチナ問題

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 松野博一官房長官は13日午前の記者会見で、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突の激化を受け、イスラエルからの出国を希望する在留邦人のため、チャーター機を運航すると発表した。14日にイスラエルの商都テルアビブからアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに向かう1便を運航する。

 松野氏はイスラエルの現地情勢について、「商用便は運航されているものの、航空会社は通常よりも運航便数を制限しており、情勢は非常に流動的だ」と指摘。出国についての意向調査を踏まえ、「邦人の出国を支援し、その安全確保に万全を期す観点からチャーター機を手配することとした」と述べた。

 また外務省は13日、早期出国を希望する場合は、韓国政府が手配した無料の緊急特別出国便を利用するよう呼びかけた。12日夜に在イスラエル韓国大使館から情報提供があったとして、邦人向けの領事メールを出した。原則として在留邦人と、その配偶者、子どもが対象になる。13日午後11時半をめどにテルアビブの空港を出発し、スリランカ経由でソウルに到着する。

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