高松―上海線、3年半ぶり運航を再開 祝賀催しはなし、乗客も少なく

福家司
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 新型コロナウイルスの影響で運休していた春秋航空の高松―上海線が28日、約3年半ぶりに運航を再開した。しかし、同航空の計画変更で10月10~28日、早くも11往復の運休が予定されており、記念セレモニーはなかった。

 初便の乗客は定員の2分の1の90人。すでに再開し、セレモニーのあった国際線3路線と異なり、到着ロビーで高松空港会社の小幡義樹社長や県の職員らが出迎え、祝賀ムードは控えめだった。香川県内の研究機関などで研修するため訪れた中国・西安市の大学講師、郭璇さん(38)は、福島第一原発処理水の海洋放出に中国政府が反発している点について、「何も言えないが、普段の生活には問題ないと思う」と話した。

 上海への折り返し便には21人が搭乗した。10月8日までの火、木、土、日曜に週4往復する。

 小幡社長は「再開早々の運休は残念だが、早期の2度目の再開を期待している」と話した。

 高松空港発着の国際線はこれでソウル、台北、香港、上海の4路線すべてが再開された。空港会社によると、ソウル線の一時的な増便により、10月第1週の国際線は週25便となり、瞬間的ではあるがコロナ禍前の23便を上回るという。

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