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第101回全旅連全国大会、愛媛県松山市で開く 井上会長「コロナ後の宿泊業復活のために」

2023年6月21日
編集部:増田 剛

2023年6月21日(水) 配信

井上善博会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長、1万4908組合員)は6月14日(水)、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館で「地方観光復活元年」をテーマに、第101回全旅連全国大会を開いた。井上会長は「コロナ後の宿泊業復活のために、粉骨砕身努力していく」と力を込めた。

大木正治大会実行委員長があいさつ

 冒頭、大会実行委員長の大木正治副会長は「コロナ禍から脱却し、全国の観光地、温泉地がさらに賑わう契機となるような大会を目指して1年間準備をしてきた」と語り、歓迎の意を示した。

 井上会長は、3期6年を務めた多田計介前会長に「コロナ禍などの対策に、業界のリーダーとして懸命に対応していただいた」と謝意を述べた。続けて、「業界団体との連携、協調、融和をはかり、『観光を日本の基幹産業に』を合言葉に、地方創生の牽引役として覚悟と責任を持ち、観光産業のど真ん中で活動していきたい」との考えを示した。さらに、①観光庁を発展させ、いつか観光省に②宿泊業を想い、真剣に取り組んでくれる政治家を国政に送り出す――と2つの夢も語った。

 来賓には和田浩一観光庁長官や、中村時広愛媛県知事、野志克仁松山市長ら多数が出席した。

厚生労働大臣賞を受賞した長崎スカイホテル

 第26回「人に優しい地域の宿づくり賞」の表彰式も行われ、厚生労働大臣賞には長崎スカイホテルの「ホテルで暮らしながら『自立を目指す』障害者の拠り所。地域の受け皿としてホテルの新しい在り方」が受賞した。

来年開催の北海道をアピール

 次年度の全国大会は、24年6月19日(水)に北海道札幌市の札幌パークホテルで開催、前夜祭は定山渓万世閣ホテルミリオーネを予定しており、北海道理事長の西海正博会長代行をはじめ、組合員が北海道の魅力をPRした。

 

 今治市で総会開く 専務理事など交代

 全旅連は全国大会に先立って、6月13日(火)に愛媛県今治市の今治国際ホテルで2023年度通常総会を開いた。

多田計介前会長(左)に井上善博会長から花束が贈られた

 今年度は経営環境が厳しい組合員施設の金融対策など事業存続支援に力を入れるほか、青年部との連携強化などに取り組む。

 また、長年全旅連を支えてきた市川正専務理事兼事務局長と、清澤正人常務理事が退職し、新たな専務理事に亀岡勇紀氏、事務局長には竹村奉文氏が就任した。

(左から)井上善博会長、徐銀樹氏、多田計介前会長

 総会後に開いた全国大会前夜祭には、台湾から中華民国観光産業国際行銷協会理事長の徐銀樹氏が出席。長年にわたり日本と台湾の友好関係を深めた功績を称え、多田前会長から徐氏に感謝状が贈られた。

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