体験型観光推進し、外国人客誘致へ 四国ツーリズム創造機構

福家司
[PR]

 四国4県やJR四国などでつくる広域連携DMO(観光地域づくり法人)「四国ツーリズム創造機構」は5日、今年度の事業計画を発表した。四国ならではの体験型観光「アドベンチャートラベル」を推進し、2025年の大阪・関西万博を見据えて外国人観光客の誘致を図るとし、外国人観光客の入り込み数の目標を引き上げた。

 札幌で9月に開かれる「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット」に出展。その直前に愛媛、高知両県で参加者を対象に、しまなみ海道や仁淀川流域でのサイクリングなどの公式ツアーを実施する。

 さらに、2県以上にまたがるモデルコースを15本ほど設定。アドベンチャートラベルの魅力を発信する動画も制作する。

 欧州で開かれる国際旅行博「BtoB旅行博」に秋以降初出展し、アドベンチャートラベルを中心に商談をするほか、欧州での現地セールス拠点「レップ」も10月ごろに開設を予定する。

 これらの施策によって、万博開催年の25年の四国への外国人観光客の入り込み数の目標を、これまでより2万人増の23万人、宿泊数を5万人泊増の135万人泊に、それぞれ上方修正するとした。

 半井真司・代表理事は「四国遍路も四国を代表するアドベンチャートラベルだ。観光消費額を増やすことにもつなげたい」と話した。(福家司)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら