【中国】アリババが大阪観光局と提携、訪日旅行誘致[観光]

中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(浙江省杭州市、アリババグループ)系の旅行サイト「飛猪(フリギー)」は5月31日、大阪観光局と中国人観光客の誘致に向けた戦略協定を締結した。2025年の大阪・関西万博を控え、観光資源を生かした旅行商品の開発・販売などで協力する。

大阪の食文化、宿泊地、スポーツ、観光名所、アニメなどに関連した旅行商品の共同開発や、大阪のブランド価値向上と中国人観光客誘致に向けたKOL(キーオピニオンリーダー)と呼ばれるインフルエンサーによるライブ配信などを行う予定。

フリギーによると、フリギーを経由した今年4月の大阪のホテル予約数は前年同月比20倍以上に急伸した。同月の大阪への航空券予約数も9倍以上に増え、前月比でも2.2倍に伸びたという。

フリギーの21年末時点の会員数は3億2,000万人。利用者の60%以上を1990年以降に生まれた若年層が占めている。

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