米子市 ふるさと納税500万円分返礼品旅館1泊2日貸し切り

米子市は、ふるさと納税500万円分の返礼品として、市内の料亭旅館を1泊2日貸し切りで利用できる新たなプランを始め、受け付けを開始しています。

米子市が新たにふるさと納税の返礼品にしたのは、市内の皆生温泉にある料亭旅館「やど紫苑亭」を、1泊2日貸し切りで利用するプランです。
寄付金額は県内の自治体のふるさと納税では最高額となる500万円で、寄付をした人を含めて最大4人で旅館を貸し切りで利用できます。
また夕食は旅館の料理人と相談した上で、地元特産の新鮮な海産物などを使ったメニューを味わえるなど「特別な時間と幸せ」を提供したいとしています。
米子市ではこれまでも、この旅館に宿泊するときに使える割引券を返礼品としていましたが、予想を上回る利用があったことから新たに貸し切りプランを考案したということです。
米子市では、新型コロナの5類に移行によって旅行需要が回復するなか、こうした取り組みによって地元の観光業界の業績回復につなげたいとしています。
「やど紫苑亭」の大石昌彦支配人は「精一杯鳥取や山陰のよいところを体験してもらえるよう一生懸命尽くしたい」と話していました。
米子市の伊木隆司市長は「ふるさと納税の仕組みに、こうしたニーズを織り込んで、宿泊施設のみなさまと一緒に、コロナ後の宿泊需要にこたえていきたい」と話しています。