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クイーン・エリザベス横浜入港、「キュナード客船 横浜寄港100周年記念セレモニー」実施

2023.04.19
外国客船

4月19日、横浜港の大黒ふ頭にキュナード・ラインの客船「クイーン・エリザベス」(9万901トン)が入港し、これに合わせて横浜市役所のアトリウムで、「キュナード社客船 横浜寄港100周年記念セレモニー」が開催された。2023年はキュナード社の客船「ラコニア」が横浜に寄港して100周年に当たる。同セレモニーは多くの市民も参加した。

 

セレモニーには山中竹春横浜市長のほか、キュナード・ラインから北米・オーストラレーシア地域コマーシャル担当副社長マット・グリーヴス氏が出席。グリーヴス氏はあいさつに立ち、以下のように述べた。

 

「1923年、キュナード・ラインの客船『ラコニア』は西回りで130日、22の港に寄港する世界一周クルーズに旅立った。そして同年12月28日に横浜に初寄港し、1月2日まで新年を横浜で祝った。

 

以後、ラコニアだけでなくキュナードと横浜市は長く特別な関係を築いてきた。1989年は『クイーン・エリザベス2』がチャーターされ、横浜に数ヶ月停泊したこともあった。2019年には『クイーン・エリザベス』が大黒ふ頭を利用した最初の客船となった。

 

今年は実に4年ぶりに『クイーン・エリザベス』が横浜発着のクルーズ4コースを実施する。海外から参加される方々には日本各地の文化を楽しんでもらいたい。そして日本から参加される方々には、社交ダンスやガラナイト、英国の伝統を受け継ぐアフタヌーンティーなど、キュナードらしいサービスを楽しんでもらいたいと思っている。

 

この100年間、あたたかく迎えてくれた横浜市の方々に感謝したい」。

 

これに対し山中横浜市長は「キュナード・ラインの皆様にお祝い申し上げる。横浜の歴史は1859年の開港を契機に、大きく発展した。現在はクルーズ船7隻が同時着岸できる東アジアを代表するクルーズポートとなった。クルーズで沢山のお客さま、クルーの皆さまをお迎えしており、それらの方々に満足いただける街の魅力作りに尽力したい。

 

2027年には、横浜でGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催も予定している。花と緑をテーマにした会では、横浜から世界に向けて情報を発信していきたい。ぜひクルーズ船でもこのGREEN×EXPO 2027に来てもらいたい」とあいさつした。

 

続いて横浜市会議の清水富雄議長が登壇。「かつて自身が船会社に勤めていたこともあり、4年ぶりのクイーン・エリザベスの横浜寄港には個人的にも心がおどる。キュナード・ラインの客船の来航は横浜の発展と結びついている。引き続き良好な関係を保ち、100年後にはまた記念セレモニーを開催できることを願う」と語った。

 

写真は左からセレモニーの様子、記念写真に応じる左から清水議長、マット・グリーヴス副社長、山中横浜市長

 

クイーン・エリザベス横浜入港、「キュナード客船 横浜寄港100周年記念セレモニー」実施
クイーン・エリザベス横浜入港、「キュナード客船 横浜寄港100周年記念セレモニー」実施
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