小松空港、3年ぶり国際線再開 エバー航空の台北線、到着便は満席

朝倉義統
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 小松空港石川県小松市)の国際線が1日、3年ぶりに運航した。コロナ禍で2020年3月から運休していたが、台湾のエバー航空が毎日1便、定期便を再開した。

 184人を乗せた満席の到着便が午前10時30分ごろに着くと、空港関係者や着物姿の地元の旅館の女将(おかみ)らが到着ロビーで中国語の石川と福井の観光パンフレットや金箔(きんぱく)入りのキーホルダーなどが入ったグッズを手渡して出迎えた。約1時間半後に台北へ折り返した便には、43人が搭乗した。

 家族4人で4泊5日のツアーで来た楊瑞玲さん(47)は「北陸は2回目。日本は大好き。とても楽しみ」と話した。

 記念式典で馳浩知事は、「課題が一つある。到着便はほぼ満席で帰る便は約40人。一人でも多くの方に利用いただき、台湾と石川の関係がより深まるのを継続することが大切」と述べた。石川県空港企画課によると、台北便以外の路線の再開は未定という。(朝倉義統)

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