藤田観光、エリア職コースを4月導入 正社員採用拡大

藤田観光

藤田観光は、正社員採用の拡大に向け、4月からエリア職コースを導入する。

2022年4月に新人事制度を導入しており、従業員より意見としてあがっていた「多様な働き方の推進」というニーズに対応するために導入を決めた。WHG事業、ラグジュアリー&バンケット事業、リゾート事業の3つの主要事業それぞれに新設する。

これまでの正社員は全国転勤を伴うものだったものの、エリア職コースでは限定された地域内、あるいは特定のホテルでの勤務が可能となる。家庭の事情などにより転勤ができない場合や、好きなホテルで働きたいというニーズに応えられる仕組みを導入することで採用競争力を強化し、今後のインバウンド需要の拡大などに向け人材の確保を図るとしている。

まずは有期雇用のキャリア社員とパートナー社員の正社員登用を進めており、4月には既存の有期雇用労働者の115名をエリア職コースの正社員として登用する。エリア職コースから総合職コースや専門職コースへの転換ができる制度も設ける。