バイデン氏、航空旅客の保護策講じると約束 一般教書演説で

バイデン氏、航空旅客の保護策講じると約束 一般教書演説で
 2月7日、バイデン米大統領は一般教書演説で、米国の航空会社が家族客に不当な料金を課していると厳しく批判し、新たな消費者保護策を講じると約束した。写真はワシントンでの代表撮影(2023年/ロイター)
[7日 ロイター] - バイデン米大統領は7日の一般教書演説で、米国の航空会社が家族客に不当な料金を課していると厳しく批判し、新たな消費者保護策を講じると約束した。
「家族で一緒に座れるという理由だけで航空会社が往復50ドルを請求することを禁止する」と表明。「手荷物料金(の設定)は非常に悪い。航空会社は子どもを手荷物のように扱ってはならない」と述べた。
デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空などが加盟する団体「エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)」は7日、加盟航空会社は一緒に座るための料金を課していないと説明。広報担当者は「一緒に旅行する顧客、特に子どもと一緒の顧客に対応するためにあらゆる努力をしている」と述べた。
運輸省は「航空会社が前もってチケットの全額を示し、フライトがキャンセルまたは遅延した場合に払い戻す」よう義務付ける規制を作成中。バイデン氏はこの規制案に言及した。
航空各社は、サウスウエスト航空の大量欠航問題などを受け、消費者保護を強化するよう議会で要求されることが多くなっている。

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