中国、新型コロナ重症者ピークから約70%減と発表 専門家は警戒

中国、新型コロナ重症者ピークから約70%減と発表 専門家は警戒
中国疾病予防コントロールセンター(CDC)は、国内の重症の新型コロナウイルス感染患者数が今月初めに付けたピークから72%減少したと発表した。昨年12月、上海で撮影(2023年 ロイター/Brenda Goh/File Photo)
[香港 25日 ロイター] - 中国疾病予防コントロールセンター(CDC)は25日、国内の重症の新型コロナウイルス感染患者数が今月初めに付けたピークから72%減少したと発表した。感染患者の1日当たりの病院での死亡数もピークから79%減少したとしている。
中国は昨年12月、感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を終了。その後、感染が急拡大したが、中国CDCの専門家、呉尊友氏は21日、人口の8割が新型コロナにすでに感染したとし、今後2─3カ月で大規模な感染のリバウンドが起きる可能性は低いとの見方を示した。
ただ一部の専門家は、春節(旧正月)の大型連休に帰省などの旅行客の増加が予想されることから、特に感染症への対応力が低い農村部で感染が急拡大するリスクについて警告している。

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