ハウステンボス 3期ぶり黒字 入場者増「30周年、季節の演出好評」 2022年9月期

 ハウステンボス(HTB、佐世保市)の2022年9月期決算は、新型コロナウイルス感染拡大による行動制限が緩和される中で入場者が増加し、営業利益は2億7600万円(前年同期は28億円の赤字)で、3期ぶりの黒字となった。HTBを傘下にしていたエイチ・アイ・エス(HIS)が明らかにした。
 入場者数は208万人で、前年同期の127万人から1.5倍以上に増加。コロナ禍前の19年同期の254万人の水準に近づいてきた。取扱高も189億円で、前年同期の122億円を大きく上回った。
 HISは「開業30周年を記念したアニバーサリーイベントや、季節に応じた環境演出に重点を置いた各種イベントが好評を得るなど、テーマパーク事業をけん引した」としている。
 HISは新型コロナウイルスの影響で業績が悪化。経営改善のため、HTBを昨年9月30日に香港を拠点にする投資会社PAGに売却した。

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