成田空港 年末年始の帰国ラッシュピークに 旅行客で混雑

成田空港では4日、年末年始を海外で過ごした人の帰国ラッシュがピークを迎えています。新型コロナをめぐる水際対策が大幅に緩和されてから初めて迎える年末年始となり、多くの旅行客で混み合っています。

成田空港の国際線の到着ロビーは4日午後、この年末年始を過ごした海外から帰国し、入国手続きを終えた家族連れや出迎えの人たちなどでにぎわっていました。

成田空港会社によりますと、帰国ラッシュは4日がピークで、1日で2万5000人余りが入国する見通しだということです。

先月23日から5日までの2週間に、成田空港から出入国する人は61万8000人余りで、1年前の同じ時期に比べて12倍以上になると見込まれていますが、新型コロナの感染が拡大する前の2019年度に比べると半分未満です。

家族4人でハワイに滞在した40代の女性は「開放的なハワイの空気を吸えてよかったです。ただ、飲み物や食べ物の値段は日本の2倍から3倍したので、帰ってきて安心しています」と話し、6歳の息子は「ハワイは暑くてプールが楽しかった」と話していました。

また、父親が働くカンボジアから帰国した中学3年生の女の子は「父親と一緒にサッカーを見に行ったり、知り合いに会ったりして、楽しく過ごすことができた。タイにも旅行に行き、発展している様子など、いろいろなことが勉強になった」と話していました。