【12月16日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は15日、母国の大手ホテルチェーン「メリア・ホテルズ・インターナショナル(Melia Hotels International)」と提携して、新しいブランド「Zel」を立ち上げ、世界に約20軒のホテルを開業する計画であると発表した。

「地中海のライフスタイル」からインスパイアされたという「Zel」は、36歳のナダルの生まれ故郷で、1956年にメリア社が創設されたマヨルカ(Mallorca)島に、1軒目のホテルを2023年にオープンする予定となっている。さらにマドリードに加え、英ロンドンや仏パリなどの主要観光都市でも、開業計画があることが明らかにされた。

「Zel」はマヨルカ島で話されているカタルーニャ語で「空」を意味し、ナダルが全世界で400件以上の施設を運営するメリア社と共同で所有する。株式の具体的な割り当てについては、公表されなかった。 

 メリア社の最高経営責任者(CEO)であるガブリエル・エスカレール(Gabriel Escarrer Jaume)氏によると、ホテルの80パーセントは既存の建物で整備される予定で、ブランドの「地中海風」に合わせた「抜本的な改修が施される」という。(c)AFP