高知空港の国際線ターミナル、新設検討再開へ コロナ禍で休止
今林弘
高知県の浜田省司知事は6日、高知空港(南国市)の国際線ターミナルビルの新設について、検討を再開する意向を明らかにした。ビルは今夏に新設予定だったが、新型コロナウイルスの影響で休止していた。
県によると、年内にもビルの基本構想などを決めた県や有識者らによる検討会議を再開し、ビルの機能や規模の見直しを検討する。
この日開会した県議会12月定例会に提案した補正予算案に会議の運営費として440万円を計上している。浜田知事は提案説明で「今後も増加が見込まれる外国人観光客を着実に呼び込めるように」と述べた。
以前の計画では、総事業費が約28億5千万円で、2020年度当初予算に設計委託料1億4300万円を計上していた。しかし、コロナ禍での航空需要の低迷を受け、予算は執行されなかった。(今林弘)