※当初タイトルで「国内線禁止」としておりましたが、不正確だったため修正しております。

フランスでは環境対策のために短距離国内線の運航を禁止することが決まっていたが、Euronewsによるとこのほど欧州委員会が正式に承認した。

列車で2時間半以内に移動可能な都市間についてフライトを廃止するもので、また短距離移動時のプライベートジェットの利用にも制限を設ける。まずはパリ・オルリー空港とナント、リヨン、ボルドーの路線から適用する。乗継便も対象となる。

フランス空港労組(Union of French Airports)と国際空港評議会(ACI)欧州支部が異議を唱えていたが、欧州委が調査を経て承認した。EUの航空規則では「深刻な環境問題がある場合、他の輸送手段で十分なサービスが提供されるならば通行権の行使を制限または拒否することができる」とあるという。

禁止措置は3年間有効となり、その後は欧州委による再評価が必要となる。プライベートジェットについては、全面禁止ではなく課税や規制の可能性が高いといい、また企業には利用状況の詳細の公表を義務付ける可能性もあるという。